人とくるまのテクノロジー展 2024 YOKOHAMA

ams OSRAMは、光学ソリューションにおけるグローバルリーダーです。高級照射素子、光学コンポーネント、超小型モジュール、光センサ、IC、関連ソフトウェアにいたるまで、センシング、照明、ビジュアライゼーションの分野で独自の製品と技術を提供します。横浜で開催される人とくるまのテクノロジー展で、ams OSRAMのエキスパートチームがご紹介する革新的な製品を体験してください。
 

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ams OSRAMはこのイベントで、未来の自動車アプリケーションに不可欠である高度なセンシングおよび照明ソリューションをご紹介します。

日付: 5/22-24, 2024


ams OSRAM Demo line-up

Intelligent Forward Lighting – EVIYOS®2.0
明るさを個別に制御可能な25,600ピクセルの高解像度LEDであるEVIYOS®2.0は、自動車ヘッドランプの安全性を異次元に引き上げます。従来のロービーム/ハイビームに加え、高解像度のグレアフリーなADBや路面描画によるコミュニケーションやシンポルの照射を実現します。今回展示するデモでは、ロービーム/ハイビームのほか、路面描画を踏まえたトラッキングアシスタントやシンボルの照射などを実現しています。

ALIYOS™
ams OSRAMが提供する新しいALIYOS™ LED-on-foilテクノロジーは、これまでにない車載用照明を実現します。
ALIYOS™  LED-on-foilテクノロジーはマルチセグメントのエリア照明の限界を取り払い、発光パターンのカスタマイズを実現します。透過性、薄さ、2.5D屈曲性、新たな照明効果を作る柔軟性な特性により、ライティングソリューションの差別化を可能になります。更に3D構造や、曲面パネルからどこからともなく照らす照明のような新しい形状の上で、カスタマイズしたマルチセグメント照明を実現します。

P1515
SYNIOS® P1515ファミリーは長尺のライトガイドや様々な自動車リアライトで均一な発光を実現しつつ、設計をシンプルかつ容易にします。従来の上面発光タイプのLEDを側面発光であるSYNIOS® P1515置き換えることにより、従来LEDと同じ深さの光学距離においても、より少ないLEDとLEDドライバでより高い発色の均一性を達成できます。従来LEDの配置や数量をそのままに SYNIOS® P1515 LEDを使用して、RCLまたは方向指示器をより薄く、よりシンプルな光学アセンブリを実現することが可能です。これにより新しいRCLデザインにおいて、印象的で特徴のある形状を実現できる可能性が広がります。

XLS: eXchangeable LED lightSource
ECE標準(UN R128)プラットフォームにより異なるサプライヤーの標準LED光源への交換が容易となり、標準化による同一製品の生産数量増加に伴う経済的なメリットが期待されます。車載向けとして標準化された本製品は、信頼性の高い既製品としてご提供させて頂くだけではなく、長期にわたってより安定した入手性を実現し、サプライチェーンをより強固なものとします。
又、現在弊社標準LED光源モジュールは信号灯用の赤色/橙色/白色、照明灯(フォグ)用の白色モジュールと車両用灯具に必要なラインナップを揃えております。

オープン・システム・プロトコル (OSP: Open System Protocol)
アンビエント照明は、バックライトトリムやダイナミックなアニメーションなど、車室内インテリアにとってますます重要になってきており、現代の自動車ではアンビエント照明が、ヒューマン・マシン・インターフェースとのシームレスな融合を実現するために使用されることも多くなっています。自動車の中央管理型システムにおいて、この複雑な機能を低コストで対処するために自動車部品メーカーは信頼性が高く、柔軟で、かつ実装が容易な通信とシステム設計を必要としています。そのためにams OSRAMは、いわゆるオープン・システム・プロトコル(OSP)を開発しました。このプロトコルは誰にでも使用可能で、ライセンスは一切不要です。このプロトコルはマスター・スレーブ構成をベースとし、チェーンまたはスター接続で1,000台以上のデバイスを個別に制御することができます。OSPエコシステムは、誰もが制限なく使用できるオープン・プロトコル・プラットフォームでライセンス不要でプロトコル情報にアクセスできます。ユーザーはネットワークに接続し、プロトコルを利用して自社の機器に実装し、新機能を追加することで差別化を図ることが可能です。ams OSRAMはすでに、OSPエコシステム向けに2つの製品を開発しています: インテリジェントRGBモジュールE3731i/スタンドアローン・インテリジェントドライバーAS1163(SAID)​​​​​​​

Ambient Lighting RGB ‐ OSIRE® E3731i
OSIRE®ファミリーは、個別にアドレス指定が可能なRGBLEDで、インテリア・アンビエント照明において色度、ドライバーの面で様々な選択肢を提供します。薄型のため、ライトガイドへの取り付けにも最適で、コンパクトな設計を可能にします。本展示会では、数百個のインテリジェント型RGB LED OSIRE® E3731iによるダイナミックイルミネーションデモをご紹介します。​​​​​​​

Driver IC - AS1163 SAID
AS1163 SAID(Standalone Intelligent Driver)は、ダイナミックな照明アプリケーション向けに最適化されたMixed signalシリコンデバイスです。AS1163は3つのRGBチャンネルで構成された9個のLEDを最大16ビットのPWM調光でそれぞれ駆動することが可能です。複数のAS1163デバイスをDaisy chain接続することにより、複雑なダイナミック照明効果をコスト効率よく実現できます。AS1163がサポートする通信プロトコルは、ams OSRAM OSIRE E3731iと完全な互換性があり、さらにI²Cゲートウェイ、パラレル接続、パワーレールフィードバック、アナログ読み出しなどの追加機能をサポートします。​​​​​​​

LiDAR 
ams-OSRAMは、温度変動化における波長安定性を高めた革新的技術を端面発光レーザーに搭載します。
この技術は、より狭い波長幅のバンドパスフィルタをRX側で採用することができるようになることから、装置のSNRを飛躍的に向上させることが可能となります。
ams-OSRAMのシミュレーション結果とパートナー企業様からのフィードバックによると、この技術はおよそ40%の計測距離向上を見込むことができ、次世代のLiDAR技術で注目を集めています。
今回、弊社ブースにおきまして、波長安定性を高めた端面発光レーザーと従来のものの波長シフトを比較するデモを出展いたします。  

ICARUS -In cabin sensing
ICARUSは、Aピラーやインスツルメントクラスターに取り付けられる高度なDMSのProof-Of-Conceptです。ams OSRAM 3Dセンシングシステムは、ストラクチャードライト手法を使用し、高解像度のDepthマップを提供します。ams OSRAMのDepth抽出アルゴリズムを使用しており、将来的にさらに高いパフォーマンスを得られる余地を残しつつ、顧客によるカスタム製品開発を支援します。システムにはams OSRAMが提供する、自動車用の垂直共振器面発光レーザー(VCSEL)近赤外線(NIR)投光/ドットパターンプロジェクターが搭載されています.​​​​​​​

Position Sensor
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将来的な自動運転機能を備えた車両には、いくつかのドライバー監視機能が必要になります。自動運転の典型的なアプリケーションの 1 つとして、ステアリング ホイールのドライバのグリップ状況の検出があります。AS8579は新しい静電容量技術を実装しており、センサエレメントで測定されたインピーダンスの抵抗性分と容量性分(量/シェア/比率)を分離します。この技術は、現在自動車に使用されている静電容量センシングの充電-放電方式に比べて、手袋装用時や多湿環境におけるドライバーの手の検出精度を向上します。これはAS8579によって、自動車メーカーが高度運転支援システム(ADAS)の安全性を高めつつ、システムのハンズオン検出コストを削減しやすくなることを意味します。またAS8579はハンドルのヒーターエレメントでインピーダンスを感知することも可能です。