SHINING 3D EinScan Rigil – ams OSRAMの高度な光源ソリューションを搭載した多機能なオールインワンワイヤレス携帯型3Dスキャナー
中国・上海、2025年9月12日 — インテリジェントなセンサとエミッタのグローバルリーダーであるams OSRAM(SIX:AMS)と、3Dビジョン技術とイノベーションにおけるパイオニア企業であるSHINING 3Dは本日、第26回中国国際光電博覧会(CIOE)にて、SHINING 3Dの多機能なオールインワンワイヤレス携帯型3Dスキャナー、EinScan Rigilを共同で発表しました。この製品は、ams OSRAMの高度な光源ソリューション、Metal Canシリーズ青色レーザーとSFH 47XXシリーズ赤外線LEDを搭載しています。この強力な統合により、自動車アフターマーケット、芸術・文化創作、デジタル資産などの領域にわたってアプリケーションを支援し、産業用途向けに次世代のインテリジェントなワイヤレススキャン体験を提供します。
インテリジェントなワイヤレススキャンにおける飛躍:鮮明さから正確さへ
デジタル化のトレンドが加速する現在、3Dスキャンは産業で導入される場面が増加しています。工業検査や歯科医療から、教育や研究、イノベーション、デザインまで、高精度で手軽な3Dデータがスマートマニュファクチャリングの裏側にある推進力となりつつあります。3Dスキャンの世界において、視覚的な鮮明度は第一歩に過ぎず、真に重要となるのは正確にスキャンする能力です。この理念を体現して新たに発表されたSHINING 3D EinScan Rigilは、パフォーマンス面で大きな飛躍を示すものとなっています。
EinScan Rigilの決定的な注目点は、そのオールインワンのワイヤレス設計にあります。SHINING 3Dの革新的な第3世代ワイヤレススキャン技術を搭載したこのスキャナーは、外部の電源やコンピューターへの依存を完全に排除しています。ユーザーは、工場での設備点検や現場でのリバースエンジニアリング、博物館での文化工芸品デジタル化、歯科医療・教育・研究などの業務など、さまざまなシナリオでより自由かつ効率的にスキャン作業を行うことができます。このワイヤレス設計は、運用上の柔軟性を高めるだけでなく、セットアップからデータ収集と検証まで、ワークフロー全体を短縮し、それにより生産性を大幅に向上させることができます。
SHINING 3DのEinScan Rigilプロダクトマネージャーである李昱氏は、次のように語っています。「高精度3Dスキャンでは、優れた光源性能が正確なデータ取得の基盤となります。当社は、複雑な環境がもたらす課題を克服するために、3Dビジョンテクノロジーの深い専門知識を活用しています。EinScan Rigilはデバイスの小型化とワイヤレス設計でブレイクスルーをもたらすだけでなく、ams OSRAMの素晴らしい光源ソリューションに最適な組み合わせとなる独立した深度カメラを2グループ計4台統合しています。これにより厳しい環境においても正確なデータ収集と効率向上が確約されます。ここで発表するものは製品と技術の相乗効果であるというだけでなく、私たちの長期にわたるパートナーシップの価値を証明するものでもあります。」
多機能なオールインワンワイヤレス携帯型3Dスキャナーとして、SHINING 3DのEinScan Rigilは、さまざまな業界に多様な機能と卓越したパフォーマンスをもたらします。自動車アフターマーケット、AR/VRおよびデジタル資産、芸術・文化創作、教育・研究などの分野で、ユーザーに高精度な3Dデータ収集にプロフェッショナルグレードのツールを提供します。このデバイスは、ams OSRAMによる高度な光源ソリューションの光学技術で裏打ちされており、高解像度、安定性、信頼できるパフォーマンスを実現しています。
- ams OSRAMのMetal Canシリーズ青色レーザーは、シャープでクリアな走査線で、インダストリアルグレードの精度と忠実な再現性を確約します。その卓越したビーム品質がアルゴリズム処理に「クリーン」なデータ入力を提供し、複雑な照明条件や温度条件下でも安定した一貫性のある出力を維持します。
- ams OSRAMのSFH 47XXシリーズ赤外線LEDは、コンパクトなフットプリントで高出力と高効率の最適なバランスを実現します。最適化された熱設計によりデバイスをより小型化すると同時に、目の安全性とトゥルーカラーイメージングを実現します。これにより、長時間のスキャン作業中でも快適で信頼性の高い体験をユーザーに提供します。
製品だけに留まらない:信頼を基盤とするパートナーシップ
ams OSRAMとSHINING 3D間のコラボレーションは、早期の産業用と歯科用スキャンプロジェクトから始まりました。今日、この多機能オールインワンワイヤレス携帯型3Dスキャナーの共同発表で、両社のパートナーシップは従来のサプライヤーと顧客の関係をはるかに超え、互いを成功へと導く信頼できるパートナーへと発展を遂げています。長年にわたる共同イノベーションと成功の共有が、信頼と相互理解の強固な基盤を築くに至りました。
「再びSHINING 3Dと連携し、このオプトエレクトロニクス技術とデジタルアプリケーションの融合をCIOE 2025で発表できることを嬉しく思います」と、ams OSRAMのアジア太平洋分散市場担当シニアディレクター、金安敏は述べています。「SHINING 3DのEinScan Rigilに使用された2つの光源ソリューションは、ams OSRAMが一貫性のある高品質な光学製品を供給できることを示しているだけでなく、パフォーマンスと信頼性に優れた製品で顧客の複雑なアプリケーションシナリオへの対応を支援する当社の能力を際立たせています。このコラボレーションは、スキャン技術のパフォーマンスに新たな基準を打ち立てるだけでなく、長期的なパートナーシップを通じて継続的に新たな価値を創出することへの当社の取り組みを再確認するものでもあります。」
SHINING 3Dによる2024年の携帯型3Dスキャナー、Einstarにおけるams OSRAM赤外線LEDアプリケーションの成功を受けて、この新たに発表されたEinScan Rigilスキャナーは、この共同イノベーションにおける次なるマイルストーンを示すものとなります。7月に正式発表され、発売されたEinScan Rigilは、ams OSRAMの赤外線LED製品の採用を継続しているだけでなく、初めてブルーレーザーダイオードも組み込んでいます。これは、両社のコラボレーションが赤外線からレーザー分野へと大きく拡大していることを示すと同時に、技術の最先端領域をさらに押し広げ、3Dスキャンのパフォーマンスとユーザーエクスペリエンスに包括的な飛躍をもたらしています。
世界的な3Dデジタル化の波は、高精度、ワイヤレス機能、マルチシナリオ統合に向けて加速しています。このトレンドの下、高度な光源はもはや単なるハードウェア部品ではなく、3Dデータの精度とユーザーエクスペリエンスの中核的な決定要因となっています。このコラボレーションは、両社にとって製品レベルのブレイクスルーにとどまらず、戦略的関係の深化を反映しています。技術的限界を押し広げ続けることを通じて、ams OSRAMとSHINING 3Dは、産業、医療、教育、文化遺産保存などにまたがる堅牢な産業デジタル化エコシステムの構築に共同で取り組みながら、包括的な3Dデジタル化の未来を築き、インテリジェントなデジタルトランスフォーメーションに向けて持続的な推進力を注入していきます。
ams OSRAMについて
ams OSRAM Group(SIX:AMS)は、革新的な光とセンサソリューションのグローバルリーダーです。
110年以上にわたる業界経験を擁し、優れたエンジニアリング能力とグローバルな製造、そして最先端のイノベーションに向けた情熱を兼ね備えています。照明、ビジュアライゼーション、センシングの境界を押し広げることに対するコミットメントは、自動車、産業、医療、コンシューマー業界に変革と進化をもたらしています。
「光の力を感じよう」―当社の成功は、光が持つ可能性に対する深い理解と、エミッタとセンサの差別化されたポートフォリオを基盤としています。世界で約19,700人の従業員が、デジタル化、スマートリビング、持続可能性といった社会のメガトレンドに沿った先駆的なイノベーションに注力しています。これは、13,000件を超える特許の取得・出願に反映されています。
オーストリアのプレムシュテッテン/グラーツに本社を置き、ドイツ・ミュンヘンに共同の本社を設置しています。当グループは2024年に34億ユーロの収益を達成しており、ams-OSRAM AGは、スイス証券取引所に上場しています(ISIN:AT0000A3EPA4)。
詳細情報はこちらをご覧ください:https://ams-osram.com/ja
amsはams-OSRAM AGの登録商標です。また、当社製品およびサービスの多くはams OSRAM Groupの商標または登録商標です。ここで記載されるその他全ての企業名および製品名は、各所有者の商標または登録商標である場合があります。
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