良いものは包みが小さい、と言われます。しかし、開発者がソリューションを最小のスペースに組み込むことができるようにすることは、最大の挑戦でもあります。超小型のNanEyeカメラモジュールは、これまでのカメラモジュールでは到達できなかった場所に踏み入れることができます。
非常に限られたスペースでも正確で信頼性の高い視覚化を実現
ピンヘッドのように小さいNanEyeは、軽量で最小の場所に収まるほか、Z軸の高さが低いという重要な利点もあります。フルサイズのNanEyeカメラモジュールは、基板上に占める面積を最小限に抑えるだけでなく、高さが2.3ミリ未満であるため、システム設計者に統合における最大限の柔軟性を提供します。これは開発者にとって非常に大きな利点であり、設計の価値を高め、さらには新たなアプリケーションの可能性を生み出します。AR/VRヘッドセットやその他のウェアラブルの軽量化または装着感の向上、小型ドローンやロボティクスの出力サイズ比の最大化、スマートコンピューティングの柔軟性とパフォーマンスの向上など、お客様が何を目指しているかに関わらず、ams OSRAMによるこの技術革新は、まだ想像もされていない多くの新しいアプリケーションを可能にします。
また、NanEyeカメラモジュールは、人の目にはほとんど見えない1mm2という小ささで、例えばAR/VRヘッドセットに組み込むことで、ジェスチャー認識はもちろん、視線や顔の追跡を可能にするなど、競争上の優位性も提供します。一方、超小型のドローンやロボットでは、カメラが物体を検知して衝突を回避し、安全な移動を確約することができます。さらに、自動車や電車の模型から運転席の視界を見るなど、遊びを通じて興奮や学習を広げる玩具への応用も考えられます。
世界最小のデジタルカメラであるNanEyeは、あらゆる種類のビジュアルセンシングを可能にするとともに、2種類のデジタルインターフェイスをサポートすることで柔軟性を高めており、使い捨ての医療用アプリケーションに適した価格となっています。このマイクロカメラモジュールファミリーは現在、 コンシューマーアプリケーション向けのNanEyeCと、医療用のNanEyeMの2つのバージョンで提供されています。
小さな解剖学的特徴内部からの鮮明な画像が、医療効果を改善
NanEyeが開発された当初の目的である医療用アプリケーションでは、その利点は明らかです。内視鏡カメラが人体の中に入り、正確で信頼性の高い画像を提供することで、より良い、より迅速な、またはより侵襲性の低い臨床上の意思決定と行動を可能にします。内視鏡検査は、病気を発見するための標準的な検査方法ですが、狭い場所への到達において重大な制限があります。最小のカメラモジュールでなければ、内視鏡をこれまでアクセスできなかった場所や、これまで以上に小さな解剖学的特徴に到達させることはできません。NanEyeMは、気管支内視鏡検査、泌尿器内視鏡検査、腎臓内視鏡検査などの使い捨てアプリケーションを可能にします。
第1世代のマイクロカメラモジュールと比較して、第2世代のNanEyeMは、より高い解像度と高感度ピクセルを実現しており、必要な照明の量が大幅に減少しています。また、レンズ技術も大幅に改善されており、ams OSRAMが設計したマルチエレメントレンズにより、近距離での鮮明度が向上しています。
オールインワンの完全なソリューション
mini-CMOSイメージセンサに、レンズスタックとフロントガラスを組み合わせ、小さなカメラモジュールを実現しています。レンズデッキは歪みを抑えて最適化されており、デジタルインターフェイスにより簡単に統合できます。センサに必要な電力を大幅に減少し、電気的接続数も最小限に抑えています。単一の双方向シリアルインターフェイスを介して、各NanEyeMは電力の取得と通信の両方を行います。
世界最小のデジタルカメラが実現する大きなアイデア
第2世代のNanEyeは、そのコンパクトなサイズ、高速性、低ノイズ、使いやすさ、低消費電力により、幅広い強力なアプリケーションを提供するエキサイティングな革新的製品ですが、その基盤となっているのは、初期の医療用内視鏡での使用です。 NanEyeファミリーは、コスト効率に重点を置いて設計されています。この独特で小さなカメラモジュールは、規模の大きさを問わず、私たちの周囲（あるいは体内）の世界を探索し、体験する大きな可能性をもたらします。唯一の限界は、私たちの想像力です。
今すぐサンプルを入手してください。NanEyeCに加えて、NanEyeMイメージセンサも供給を開始しています。また、評価キットも要望に応じて提供しています。
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