ams OSRAM、エンターテインメントライティング事業Clay PakyをARRI AGに売却する契約を締結
- ams OSRAMが計画に沿ったClay Paky社の売却を発表
- 同事業は映画・放送業界のグローバル企業であるARRI社の傘下へ
- 今回の契約により、ams OSRAMは、OSRAM買収後に進めてきた最後の売却を実行し、中核的技術分野への集中を強化
※本プレスリリースは、2022年12月20日にオーストリア・プレムシュテッテンで発表したプレスリリースの抄訳版です。
光学ソリューションのグローバルリーダーであるams OSRAM（日本地域統括バイスプレジデント：神永眞杉、SIX：）は本日、同社のエンターテインメント照明事業であるClay PakyをドイツのARRI AGに売却する最終的な契約を締結したことを発表しました。この取引は通例の完了条件に従って行われます。
1976年に設立され、2014年にOSRAMが買収したClay Paky社は、イタリアのセリエートに本社を置き、プロフェッショナルなハイエンドエンターテインメント照明市場における主要なグローバルプロバイダーおよび世界的なブランドとして認識されています。Clay Paky社は、LEDおよびレーザーベースのポートフォリオ拡張を通じて技術的リーダーシップを強化し、ムービングプロジェクターおよびムービングミラープロジェクター、カラーチェンジャー、フォロースポット、プロジェクター、各種照明効果など、受賞歴を誇る革新的なポートフォリオを展開しています。Clay Paky社は、世界的に有名なエンターテイナーやグローバルイベント、劇場のリーディングパートナーです。
ARRI AGは、ドイツのミュンヘンに本社を置き、映画、放送、メディア業界向けにカメラ、照明システム、 システムソリューションを設計・製造するリーディングカンパニーであり、世界中に販売・サービス網を有しています。
ARRIのCEO、Matthias Erb博士は、「Clay Paky社の買収は、当社の照明事業への戦略的かつ長期的な投資です。Clay Paky社はエンターテインメント照明市場で高く評価されており、一方でARRIは映画や放送用照明の分野で高い評価を得ています。この2つのブランドの特別な位置付けは、両社のマッチングが理想的であり、統一された親会社のもとでそれぞれの事業をさらに拡大できることを示しています」と述べています。
ams OSRAMのデジタル事業部門EVPであるヴィルヘルム・ネーリング（Wilhelm Nehring）博士は、次のように発言しています。「ARRI AGは、セリエートおよび世界中のClay Pakyチームにとって理想的な新しい本拠となります。ARRIのグローバルなフットプリント、強力な技術的実績と市場に対する理解は、Clay Pakyとその顧客にとって非常に魅力的な長期的展望を提供してくれます。
ARRIファミリーの一員となることを非常に嬉しく思います。両社は、深い市場知識、革新力、顧客理解によって、その分野で主導的な地位を占めています。また両社は、世界中で数千人もの人々を魅了するプロフェッショナルな業界において、豊かな伝統と、技術および革新に対する無条件の情熱を共有しています。Clay PakyはARRIと共に、最高レベルの照明機器、サービスを生み出し、世界基準となる製品をより多くのお客様に提供するというビジョンの実現に取り組み続けます」と、Clay Pakyのマネージングディレクター、Marcus Graserは述べています。
今回の契約により、ams OSRAMは、OSRAM買収後に進めてきた最後の売却を実行することになります。ams OSRAMは、今後もハイテク半導体事業と自動車・特殊ランプ事業に力を注ぎます。今回の発表は、照明、ビジュアライゼーション、センシングというコア技術分野に集中し、それ以外の事業を売却するというams OSRAMの戦略実行におけるさらなるマイルストーンとなるものです。
ARRI AGの詳細については、arri.comをご覧ください。ams OSRAMに関する詳細情報は、ams-osram.comをご覧ください。
ams OSRAMグループについて
ams OSRAM Group（SIX: AMS）は、光学ソリューションのグローバルリーダーです。我々は光にインテリジェンスを持ち込み、イノベーションへの情熱を注ぐことで人々の生活を豊かにします。これが我々の言う「Sensing is Life」を意味します。
合わせて110年以上の歴史を持つ当社は、想像力、深いエンジニアリングの専門知識、そしてセンサーと光の技術におけるグローバルな生産能力を提供できることが主な特徴です。当社は、コンシューマー、自動車、ヘルスケア、インダストリーの各分野のお客様が競争力を維持することを可能にするイノベーションを創出し、環境負荷の軽減を行う一方で、健康、安全、利便性の面で生活の質を向上させるイノベーションの推進を行っています。
世界中の約22,000人の従業員は、センシング、イルミネーション、ビジュアライゼーションの分野でイノベーションを起こし、運転をより安全に、医療診断をより正確に、そして日々のコミュニケーションをより豊かにしています。画期的なアプリケーションのために創出された技術は、15,000件以上の登録済みまたは出願中の特許に反映されています。プレムシュテッテン／グラーツ（オーストリア）に本社を置き、ミュンヘン（ドイツ）に共同本社を置くグループは、2021年に50億ユーロを超える連結収益を達成し、SIXスイス証券取引所にams-OSRAM AGとして上場しています（ISIN: AT0000A18XM4）。
詳細情報はこちらをご覧ください： https://ams-osram.com/ja
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