ams OSRAM、要求の厳しいサプライチェーンと不安定な市場環境の中、第2四半期の収益および営業利益率(調整後)が完全に予想通りの結果に

Ad hoc Announcement pursuant to Art. 53 Listing Rules of SIX Swiss Exchange

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ams OSRAM、要求の厳しいサプライチェーンと不安定な市場環境の中、第2四半期の収益および営業利益率(調整後)が完全に予想通りの結果に

  • 第2四半期の収益は11億8,000万ユーロ、調整後EBIT利益率は8.8%と、予想レンジ通りを達成
  • 発表済みのDigital Systems Europe/Asiaと建築照明事業の売却に合わせたポートフォリオの再編成が完了間近、車載用照明システム事業の売却を完了し、残りの売却計画も順調に進行中
  • 8インチ高度LEDおよびマイクロLED製造への投資により、将来的な機能に対する顧客の強固な支持を獲得
  • 第3四半期に約3億5,000万ユーロの債務総額の除却を計画
  • 第3四半期の予想売上高11億5000万~12億5000万ユーロ(比較可能なポートフォリオベースでは11億9000万~12億9000万ユーロ)、予想調整後EBIT利益率6~9%は、グループの生産量と業界の在庫水準に影響を及ぼす最終市場とマクロ経済環境がますます悪化する中での堅調な収益展開が見込まれることを反映したもの

※本プレスリリースは、2022年7月29日にオーストリア・プレムシュテッテンおよびドイツ・ミュンヘンで発表したプレスリリースの抄訳版です。
光学ソリューションのグローバルリーダーであるams OSRAM(日本地域統括バイスプレジデント:神永眞杉、SIX:AMS)は、第2上半期と上半期のグループ決算を発表しました。「当社の第2四半期の業績は堅調に推移し、先に発表した予想に沿ったものとなりました。マクロ経済環境の悪化に伴い、サプライチェーンと最終市場の不均衡が拡大しています。しかしながら、自動車関連事業、産業・医療関連事業が堅調に推移し、コンシューマー関連事業もグループ業績に素晴らしい貢献をしました」と、ams OSRAMのCEOであるアレクサンダー・エヴァーク(Alexander Everke)は第2四半期についてコメントしています。

「当社が光学技術のリーダーとして実施しているイノベーションロードマップに対し、お客様からは強い支持を獲得しています。特に、LEDやマイクロLEDアプリケーションにおいて、業界をリードする8インチの生産能力への投資により生まれる最先端の機能に関して、お客様の強固な支持を感じています」と、エヴァークは付け加えています。

「ams OSRAMの統合は引き続き優先事項であり、統合とシナジー効果の創出に向けた取り組みは計画通りに進んでいます。今期は、建築照明事業のTraxonと、LED電源および関連システムのDigital Systems Europe/Asia事業の売却を発表しましたが、これは最後の大規模な売却となります。また、OSRAM Continentalの合弁解消後に設立した車載用照明システム事業AMLSの売却を7月初旬に完了しました。このように、ポートフォリオ再編成がほぼ完了し、小規模な売却を残すのみとなったことを嬉しく思います」と、エヴァークは述べています。

「半導体やその他サプライチェーンにおける継続的な不均衡は、いくつかの最終市場で生産量への影響を与え続けており、これはアジアにおけるロックダウン関連の影響によって拡大しています。このような状況の中、当四半期は堅調な業績を実現することができました。しかし、こうした不均衡は続いており、自動車業界では将来需要の軟化が見られ始め、下半期の注文延期につながっています。これは、世界的なマクロ経済の悪化と、グローバルな自動車業界のバリューチェーンで予想される在庫調整など、関連する課題を反映しているためと思われます。

当社の光学製品ポートフォリオは、最終市場において中長期的に収益性の高い成長が見込める魅力的な機会を提供しています。当社は、これらの目標に沿うべく、ポートフォリオの集中化と合理化を強力に推進しています。当社は、ポートフォリオと定義された成長要因に対して、非常に集中させた研究開発投資を継続し、光学ソリューションにおいて長期的に価値を創出します」と、エヴァークは結んでいます。

四半期財務概要

百万ユーロ
(1株当たりデータを除く)

2022年Q2

2022年Q1

QoQ

2022年Q2*

前年比

収益

1,183

1,246

-5%

1,239

-5%

調整後総利益率1)

31.6%

33.1%

-150 bps

33.5%

-190 bps

調整後営業利益1)

104

126

-18%

109

-5%

調整後営業利益率1)

8.8%

10.1%

-130 bps

8.8%

+0 bps

調整後純損益1)

-54

102

-153%

70

-178%

潜在株式調整後1株当たり利益1)

-0.21

0.39

 

0.26

 

調整後の希薄化後1株当たり利益(スイスフラン)1)2)

-0.21

0.40

 

0.29

 

営業キャッシュフロー

100

147

-32%

190

-48%

純負債

1,727

1,853

-7%

1,908

-9%

1)  M&A関連の転換と株式ベースの補償コスト、および関連会社への投資と事業売却の結果を除く  

2)  1株当たり利益(スイスフラン)は、各期間の平均為替レートを用いて換算

* 2021年度の財務情報は、機能別コストカテゴリー内での再分類を反映

メモ:EPSは1株当たり利益を示す

第2四半期のグループ収益は、連結除外の影響を受け、2022年第1四半期比で5%減、2021年同期比で5%減の11億8,300万ユーロとなりました。2022年第2四半期の調整後[1]グループ総利益率は32%で、第1四半期および2021年同期の33%から低下しています。上半期のグループ収益は、2021年同期の25億2,100万ユーロに対し、24億2,900万ユーロとなりました。2022上半期の調整後1グループ総利益率は32%で、2021年同期は34%でした。

第2四半期の調整後1グループ営業利益(EBIT)は、第1四半期の1億2600万ユーロ(利益率10%)、2021年同期の1億900万ユーロ(利益率9%)に対して、1億400万ユーロ(利益率9%)となりました(調整前:2億1,600万ユーロ(利益率18%)、第2四半期は売却による相当額の一時的影響を反映)。上半期の調整後1グループ営業利益(EBIT)は2億3,000万ユーロ(利益率9%)で、2021年同期は2億5,100万ユーロ(利益率10%)でした。

第2四半期の調整後1グループ純損益は、売却による一時的影響により、第1四半期の1億200万ユーロ、2021年同期の7000万ユーロに対して、-5,400万ユーロとなりました(調整前:第2四半期5,800万ユーロ)。第2四半期の調整後1希薄化後1株当たり利益[2]は、-0.21ユーロまたは-0.21スイスフラン(調整前:0.22ユーロまたは0.22スイスフラン)でした。上半期の調整後​​​​​​​1グループ純損益は、2021年同期の1億4,400万ユーロに対して、4,800万ユーロとなりました。上半期の調整後​​​​​​​1希薄化後1株当たり利益​​​​​​​[3]は、0.18ユーロまたは0.18スイスフラン(調整前:0.28ユーロまたは0.29スイスフラン)でした。

第2四半期のグループ営業キャッシュフローは1億ユーロ、グループのフリーキャッシュフローは300万ユーロのプラスとなりました。上半期のグループ営業キャッシュフローは2億4,700万ユーロ、フリーキャッシュフローは3,700万ユーロでした。2022年6月30日時点でのグループ純負債は17億2,700万ユーロとなり、純負債/調整後1 EBITDAの1.9倍のグループレバレッジとなりました。第3四半期に予定されている2022年9月の米ドル建転換社債と約束手形(Schuldscheindarlehen)の返済により、ams OSRAMの総負債額は第3四半期末までに約3億5,000万ユーロ減少することが予想されています。2022年6月30日時点の現金および現金同等物は14億1,300万ユーロでした。

グループの半導体部門は、第2四半期も収益の68%を占め、グループ業績に大きく貢献しています。同部門の自動車向け事業は、エンドツーエンドの供給が不均衡となり、生産台数の減少が続く厳しい市場環境の中で、好調な業績を収めました。この厳しい業界環境は、第2四半期、アジアにおけるロックダウンの影響でさらに影響を受けました。第2四半期のコンシューマー市場分野は堅調に推移し、予想どおりの業績となりました。アジアにおけるロックダウンの影響は、季節的な影響に加え、スマートフォンの世界的な出荷台数減少という、あまり好ましくない需要状況を生み出しました。このような状況にもかかわらず、ams OSRAMの光学センシングソリューションは、コンシューマー市場分野およびデバイスクラスにおいて幅広く採用され、利益を上げました。産業・医療市場分野は、第2四半期もグループ業績への魅力的な貢献が続いています。既存および新規のアプリケーションにおける先進的なLEDソリューションや、画像処理ソリューションに対する需要が、重要な市場において堅調に推移しました。光学技術の革新は、ams OSRAMの収益成長戦略の基盤となるものです。グループの研究開発投資と製品ロードマップは、自動車、コンシューマー、産業・医療市場向けの革新的な光学アプリケーションを推進する成長機会に明確に焦点を合わせています。

第2四半期のランプ&システム(L&S)事業は、ほぼ横ばいの業績で、売上高の32%に貢献しました。従来の照明器具を含むL&Sの自動車事業は、自動車サプライチェーンの変動と不均衡、 およびアフターマーケットにおけるより強い季節的な減速を考慮し、第2四半期は予想通りの結果となりました。その他のL&S事業分野は、産業用、建築関連、医療用など、それぞれの最終需要動向を反映し、堅実な業績をあげています。

2022年第3四半期について、ams OSRAMは11億5,000万~12億5,000万ユーロのグループ収益(比較可能なポートフォリオベースでは11億9,000万~12億9,000万ユーロ)を見込んでいます。現時点で入手可能な情報と為替レートに基づき、予想される調整後営業(EBIT)利益率は6~9%となります。これらの予想には、AMLS車載用照明システム事業の売却完了にともなう第3四半期の収益非連結化の影響が含まれています。比較可能なポートフォリオベースでは第3四半期の予想収益が約4,000万ユーロ減少することが見込まれています。

第3四半期の見通しは、特に前年同期比での自動車生産台数減少やスマートフォン台数の全体的減少など、主要な最終市場における厳しい状況や、業界内で予想される在庫調整などのマクロ経済環境の悪化を反映しています。売上高は堅調に推移する見込みですが、こうした最終市場の動向により、ams OSRAMの第3四半期の生産量は減少し、グループの利益率にマイナスの影響を及ぼします。このようなマクロ経済の動向を踏まえ、ams OSRAMは、変化する市場環境に対応するために、さまざまなコスト削減策を積極的に実施しています。

なお、第3四半期の業績予想には、売却関連の非連結化の影響も前年同期比で織り込んでいます。

2022年半期報告書および2022年第2四半期と上半期のその他財務情報は、当社ウェブサイトにてご覧いただけます。2022年第2四半期の投資家向けプレゼンテーションも、当社ウェブサイトでご覧いただけます。ams OSRAMは、2022年7月29日(金)午前10時30分(中央ヨーロッパ夏時間)から、第2四半期及び上半期の業績に関する電話会議を行います。電話会議はウェブキャストでもご覧いただけます: https://bit.ly/3nQHLyf.

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ams OSRAMグループについて

ams OSRAM Group(SIX: AMS)は、光学ソリューションのグローバルリーダーです。我々は光にインテリジェンスを持ち込み、イノベーションへの情熱を注ぐことで人々の生活を豊かにします。これが我々の言う「Sensing is Life」を意味します。

合わせて110年以上の歴史を持つ当社は、想像力、深いエンジニアリングの専門知識、そしてセンサと光の技術におけるグローバルな生産能力を提供できることが主な特徴です。当社は、コンシューマー、自動車、ヘルスケア、インダストリーの各分野のお客様が競争力を維持することを可能にするイノベーションを創出し、環境負荷の軽減を行う一方で、健康、安全、利便性の面で生活の質を向上させるイノベーションの推進を行っています。

世界中の約24,000人の従業員は、センシング、イルミネーション、ビジュアライゼーションの分野でイノベーションを起こし、運転をより安全に、医療診断をより正確に、そして日々のコミュニケーションをより豊かにしています。画期的なアプリケーションのために創出された技術は、15,000件以上の登録済みまたは出願中の特許に反映されています。プレムシュテッテン/グラーツ(オーストリア)に本社を置き、ミュンヘン(ドイツ)に共同本社を置くグループは、2021年に50億ユーロを超える連結収益を達成し、SIXスイス証券取引所にams-OSRAM AGとして上場しています(ISIN: AT0000A18XM4)。

詳細情報はこちらをご覧ください: https://ams-osram.com

amsはams-OSRAM AGの登録商標です。また、当社製品およびサービスの多くはams OSRAM Groupの商標または登録商標です。ここで記載されるその他全ての企業名および製品名は、各所有者の商標または登録商標である場合があります。 

 

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[1] Excluding M&A-related, transformation and share-based compensation costs as well as results from investments in associates and sale of a business

[2] Based on 261,253,566 basic / 262,689,017 diluted shares

[3] Based on 261,250,065 basic / 262,076,070 diluted shares