Nuhearaの世界初・高性能「完全ワイヤレス」ANCイヤホンLive IQ、amsのクラス最高ANC技術を採用
ams(日本法人:amsジャパン株式会社、東京都港区、カントリーマネージャー 岩本桂一)は本日、世界的イヤホンメーカーNuhearaが、同社の新製品Live IQイヤホンにクラス最高のハイブリッド方式ノイズキャンセル機能とオーディオアンプ機能を搭載するため、amsの小型アクティブノイズキャンセレーション(ANC)IC「AS3412」を採用したことを発表しました。ヒアリングインテリジェンス市場のリーダーであるNuhearaは、本日コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)で同社のLiveIQイヤホンを出展しました。
この革新的な「完全ワイヤレス」イヤホンLiveIQは、高度なANC機能を備えています。一つのイヤホンには、イヤホン間を有線接続せずに、スマートフォンやメディアプレイヤーに無線接続するBluetooth® 5を搭載されています。
小売販売向けに200米ドル未満の価格で提供されるLive IQイヤホンは、タップ操作ひとつでノイズキャンセルをオン・オフし、スピーカーからのオーディオ出力を聴きながら周囲の音も拾うか、騒音を消して聴くかをユーザが選択できる、タッチセンシング制御を提供します。このイヤホンはまた、AppleのSiri®やGoogleアシスタントの音声制御システムとも互換性を有しています。
Live IQ製品を設計する際にNuhearaが設定した目標は、大きくてかさばるオンイヤー型の有線ヘッドホンと同等のノイズフリーのHiFiオーディオ再生を、小型でワイヤレスのインイヤーフォームファクタでイヤホンユーザに提供することでした。新しい製品は小さく軽量で、Nuhearaは次の充電までのバッテリー駆動時間を長くしたいとも考えました。
そこでNuhearaによって選ばれたのが、優れたオーディオ機能、小型サイズ、低消費電力を兼ね備えたamsのAS3412でした。AS3412は高集積ANCチップで、大きさはたった2.2mm x 2.2mm x 0.4mm、必要とする外付け部品はわずかです。20Hz~3kHzの可聴周波数帯域でノイズを最大30dB低減します。このデバイスのプリメインアンプは32Ωの負荷に2x34mWをドライブ可能です。信号対雑音比は112.5dB、オーディオ出力が30mW時で全高調波歪みとノイズ(THD+N)指数は0.01%未満であるのが特長です。
AS3412をベースにしたANCシステムのフットプリントは非常に小さいため、NuhearaはLive IQイヤホンにコンパクトな設計を実現し、ユーザに快適な装着感を与える、長時間雑音に邪魔されない音質を提供することが可能となりました。
バッテリーの駆動時間は、一度の充電で通話の場合は4時間、オーディオ再生モードでのリスニングであれば12時間です。1.6V~1.8Vの供給電圧で動作し、標準消費電力はわずか8mWという、AS3412の持つ低電力特性により、Nuhearaはバッテリー駆動時間の延長が可能になりました。
ams、オーディオセンサ担当マーケティングマネージャー、クリスティアン・フェイラー(Christian Feierl)は次のようにコメントしています。「当社がANC技術の限界を広げるにあたり、当社の製品が最先端のコンシューマ向けオーディオ機器に統合されるのを目にするのは意義深いことです。この製品により、Nuhearaがノイズの減衰が最大30dBという業界の最先端を行くANC性能を提供する初のスマートイヤホンプロバイダになったことを我々はとても誇りに思います。当社の小型で低消費電力のANCチップを採用したことで、Nuhearaはハイブリッド方式ANCを実装し、スマートイヤホンにおいて卓越した性能を実現させています」
Nuheara、CEO、ジャスティン・ミラー(Justin Miller)氏は次のようにコメントしています。「AS3412のノイズキャンセリング性能は、今日の市場における他のどの製品よりもはるかに優れており、amsの技術は業界で群を抜いています。amsから受けた技術・設計指導は、Live IQイヤホンの機械的・音響的特性に合わせたノイズキャンセリングシステムを構築する際に設計チームにとって大きな助けとなりました」
ANCスピーカドライバIC AS3412は量産されています。発注数量1,000ユニット単位です。価格につきましては、当社代理店までお問い合わせください。評価キットAS3412 EK-STは、amsのICdirectオンラインストアから購入できます。サンプル請求およびより詳しい技術情報については、こちらのサイトをご覧ください。AS3412