ams OSRAM、レバレッジ解消計画に基づく最初の資産売却として、エンターテイメントと産業用ランプ事業を1億1,400万ユーロでウシオ電機に売却

ams OSRAM、レバレッジ解消計画に基づく最初の売却として、エンターテイメントと産業用ランプ事業を1億1,400万ユーロでウシオ電機に売却

 

• ウシオ電機（日本）にエンターテイメントと産業用ランプ事業を売却、2026年第1四半期にクロージング予定

• 売却額は1億1,400万ユーロで、約500人の従業員がウシオ電機に移籍予定

• 5億ユーロをはるかに上回る収益を生み出すことを目指すレバレッジ解消計画に基づく最初の売却

 

本プレスリリースは、2025年7月29日にオーストリア・プレムシュテッテンおよびドイツ・ミュンヘンで発表したプレスリリースの抄訳版です。-- ams OSRAM、レバレッジ解消計画に基づく最初の売却として、エンターテイメントと産業用ランプ事業を1億1,400万ユーロでウシオ電機に売却

「未使用回転信用枠（RCF）の延長とシニア債の追加私募を成功させた後、当社は本日、加速させているレバレッジ解消計画の売却オプションの実行に関して最初の成果を発表することができました。ウシオ電機は、当社の洗練されたハイエンド特殊ランプのニッチ事業に最適な新天地となります。同時に、当社は中核市場に向けてポートフォリオのさらなる合理化を進めます」と、ams OSRAMのアルド・カンパCEOは語っています。

エンターテイメントと産業用ランプ事業の売却

ams OSRAMは、東京に本社を置く光学技術分野のグローバルリーダーであるウシオ電機との間で、エンターテイメントと産業用ランプ（ENI）事業の売却契約を締結しました。この取引は、2026年3月末までにクロージングを予定しており、通常のクロージング手続きが適用されます。買収価格の1億1,400万ユーロは、売掛金・買掛金ゼロの条件に基づくものです。取引の純収益は、クロージング日の最終的な財務情報に基づいて決まります。

ENIの製品ポートフォリオは、インフラストラクチャとシネマアプリケーション向けの特殊ランプから、半導体ウェハ製造装置（WFE）向けの極めて高度な光源まで、多岐にわたります。収益性の高いENI事業は、2024年に約1億7,000万ユーロの収益をもたらしました。

ウシオ電機は約6,000人の従業員を擁しており、新しい光源の開発や独自の光学技術の開発と応用を通じた光源ユニットや装置、システム、サービスの提供により、数々の産業分野にサービスを提供しています。

 

バランスシート改善計画の実施

2025年4月30日、ams OSRAMは、その純有利子負債/調整後EBITDAの目標レバレッジ比率2未満達成を目指す、加速させた包括的な計画を発表しました。この計画は、多様な補完的要素で構成されています。これには、戦略的効率化プログラム「基盤再構築」のシームレスな実行と中核的な半導体事業の構造的成長を背景とした、フリーキャッシュフローのさらなるパフォーマンス向上、クリムの8インチ施設売却によるセール&リースバック（SLB）負債の解消、および5億ユーロをはるかに上回る収益を生み出すことを目標とした、さまざまな追加資産に対する戦略的オプションの検討などが含まれます。

ウシオ電機に対するENI事業の売却は、これら検討対象となった資産売却の第一歩です。

ウシオ電機株式会社について（本社：東京、TSE：6925)

1964年の創業以来、ウシオ電機は紫外線、可視光、赤外線波長領域のランプやレーザー、発光ダイオード、その他の光源およびこれらのデバイスを組み込んだ光学機器や画像処理機器の製造・販売を行っています。ウシオ電機の数々の製品には、半導体、フラットパネルディスプレイ、電子部品、その他製品の製造を網羅したインダストリアルプロセス分野、デジタルプロジェクター、照明などの製品が特徴のビジュアルイメージング分野等が含まれ、大きな市場シェアを誇っています。近年、ウシオ電機はその事業をライフサイエンス分野にも拡大しており、特に医療や環境関連の応用が注目を集めています。 https://www.ushio.co.jp