スマートグラスとAR/VRヘッドセットにおけるアイトラッキングの基準を確立

※本プレスリリースは、2025年11月20日にオーストリア・プレムシュテッテンおよびドイツ・ミュンヘンで発表したプレスリリースの抄訳版です。— デジタル世界との関わり方は、よりセキュアで持続可能な没入型の体験を追求する動きによって、急速に進化しています。小型化、効率化、そしてAR/VRソリューションやスマートグラスとのシームレスな統合における最新の進展が、メーカーとユーザーの両者に新たな可能性を拓いています。新世代の FIREFLY™ IREDs SFH 4030BとSFH 4060Bの発表により、ams OSRAMはこれらAR/VRアプリケーション向け赤外線LEDの新たな基準を打ち立てます。

今日の急速に進化するテクノロジー環境において、仮想現実（VR）はかつてないレベルの没入感、シームレスさ、電力効率、接続性に向けて進化しています。これらの進化は、驚きの小ささでありながら、ユーザーエクスペリエンスを根本的に再定義する力を秘めており、次世代デバイスのコアで静かに動作する、イノベーションによって実現されています。新世代のFIREFLY™ IRED、SFH 4030BとSFH 4060Bの発表により、ams OSRAMはこれら2つの新しい赤外線LED（IRED）ソリューションで、次世代AR/VRヘッドセットのニーズに応えます。高度なIR:6薄膜チップテクノロジーを採用したこれらのLEDは、最大50%輝度を向上した赤外線照明と最大33%の効率向上により、バッテリー駆動時間の延長とシステムパフォーマンスの最適化を実現します。

特に、新世代のFIREFLY™ SFH 4030BとSFH 4060Bは、そのクラスで初めての全面ブラックパッケージを採用しており、目立たない集積化と最大限のデザイン自由度という点で新たな基準を打ち立て、AR/VRヘッドセットやスマートグラスにほぼ見えない形で組み込むことが可能です。アイトラッキング向けに特別に追加設計された、新しい930 nmの波長が導入されています。カメラ最大感度の最適な範囲内でシステムを動作させると同時に、赤見えの影響を最小限に抑えるための選択肢が追加されています。

「新世代のFIREFLY™ IREDにより、当社はAR/VRヘッドセットやスマートグラスに生体認証アプリケーション向けのコンパクトで効率的なソリューションを提供します。高性能、小型、柔軟な集積化と新しいオールブラックパッケージの組み合わせが、使いやすい最新のデバイス開発をサポートします」と、ams OSRAMのプロダクトマネージャー、Markus Hellerは強調しています。

新世代のFIREFLY™は、仮想現実と拡張現実の主要なトレンドに沿って投入されたものです。ヘッドセットの軽量化・ワイヤレス化が進む中で、コンパクトで電力効率に優れたコンポーネントに対する需要が高まっています。アイトラッキングやその他の生体認証機能が標準搭載されるようになり、直感的なインターフェイスと高度な分析が可能になっています。クラウドベースのVRが増加するに伴い、リアルタイムのレンダリングとAI機能に信頼性の高いハードウェアが必要とされています。新世代のFIREFLY™ IREDは、最新のAR/VRアプリケーションの要求に応えると同時に持続可能性を重視し、ヘルスケアや教育、エンターテインメントなどのさまざまな業界にわたって長期の可用性と長寿命のための堅牢性を提供します。

FIREFLY™ SFH 4030BとSFH 4060Bは、高度なアイトラッキングと虹彩スキャン機能を備えたスマートグラスのほか、モバイル、ウェアラブル、産業用デバイスにおける光学センシングに最適です。詳細情報は、 ams OSRAM.で FIREFLY™ SFH 4030BとFIREFLY™ SFH 4060Bの製品ページをご覧ください。

IR:6薄膜チップテクノロジーの詳細をご覧ください。