パスワードに嫌気がさしていませんか?いちいち覚えて、3か月毎に変更して、面倒な条件(特殊記号、大文字、数字)に従わなければなりません。ありがたいことに、素早いオンライン認証(FIDO、ファイド)のおかげで、パスワードから解放される日が近づいています。

ハッキングによるデータ侵害の8割が認証の盗難や脆弱さをつかれたものである今日の世界¹ では、パスワードは時代遅れとなっています。しかし、データ/認証/アクセスのセキュリティはかつてなく重要性が高まっています。これこそが、ランサムウェア、フィッシング、詐欺から個人や企業を守るため、多要素認証、ゼロトラスト・セキュリティ、生体認証などの追加システムが採用されている理由です。

では、パスワードの代わりに何を使えるのでしょう?amsは、アクセスセキュリティの未来は素早いオンライン認証にあると考えています。FIDO認証とも呼ばれるこのアクセスセキュリティ技術は「パスワードに限定されたログインをセキュアで素早いログイン方法で置き換え」ます。現在、FIDO2ウェブベースAPIを使用して、生体認証、モバイル機器、セキュリティ専用トークンなどを通じてログインページをユーザーが認証できるようになっています。パスワードではなく、ユーザーが常に携帯しており盗まれる心配のない、例えば顔などの情報を使用します。

コンシューマーデバイス、自動車、産業アプリケーションで顔認識を支える 3Dテクノロジーの大手サプライヤーとして、amsはFIDOアライアンスへの参加を決定しました。FIDOアライアンスは、オンライン認証の方式を変革することを目的として、世界一流のテクノロジー企業が結集した協会です。アライアンスは規格を発行して認証プログラムを監督します。顔認識テクノロジーにおけるamsのリーダーシップを通じて、パスワードよりもはるかにセキュアで使いやすい生体認証ソリューションの採用が加速されます。

最高のセキュリティを得るためのamsの参考設計の利点

amsは顔認識技術の認証で既にFIDOアライアンスと密に連携しています。現行のFIDO認証は相互運用試験、認証者レベル試験、生体認証コンポーネント認定を中心に行われています。amsは必要なハードウェアとソフトウェアのコンポーネントをすべて含む、すぐに量産可能なシステムを開発しており、携帯電話のメーカーが簡単に顔認識を実装できるようにします。当社の目的は、顧客が製品やソリューションへ顔認識機能を統合する手間を省き、より強固なセキュリティ基準を素早くかつ簡単に満たせるようにすることです。

amsの参考設計は、決済とアクセスのソリューションで要求される最高のセキュリティ基準に合わせて構築されています。ams独自のアルゴリズムが、ユーザーの顔に対して非常に高精度で詳細な 3D深度マップを生成し、マシンラーニングソフトウェアがユーザーの生体テンプレートに合致するか否かを決定します。FIDOアライアンスへの参加を通じて、amsは最終的に次の目標を達成します: 
1) 演出攻撃に対する防御力を検証する
2) 欧州決済サービス指令(PSD2)への準拠を支援する
3) 各社独自のパフォーマンス数値に頼るだけでなく、ソリューションを客観的に信頼できるようにするため、生体認証要件でEMVCo(スマートカード決済機関)のベストプラクティスを活用する

当社の 3Dセンシングテクノロジーの詳細をご覧ください。 コンシューマーおよび 産業&スマートホームアプリケーション用に提供されており、わかりやすいビデオも多数用意しています。あるいは、当社まで直接お問い合わせください:sensors@ams.com

1. FIDO アライアンス