amsのアナログスピーカドライバ、ファーウェイの最新スマートフォンに低電力のノイズキャンセリング機能を提供

ams(日本法人:amsジャパン株式会社、東京都品川区、カントリーマネージャー 岩本桂一)は本日、ファーウェイの最新スマートフォンのヘッドセットに、アクティブノイズキャンセレーション(ANC)機能を備えたスピーカドライバ「AS3415」が搭載されたことを発表します。本デバイスは高度なノイズキャンセリング機能を提供します。

ファーウェイのハイエンドAndroid™スマートフォン「Ascend Mate 7」のヘッドセットには、amsのANCチップが採用されています。ヘッドセットのANC機能は、スピーカを覆うインナーイヤーハウジングによるパッシブノイズリダクションと組み合わさることで、低周波数から最大約3kHzまでのバックグランドノイズの大部分を削減します。

これにより、ユーザは、外部の音に煩わされることなく、イマーシブなリスニングエクスペリエンスを享受できます。Ascend Mate 7は、聞きたい音楽や音声を簡単にサウンドスケープの前面にもってくることができます。

ユーザは通常、音量を過剰に大きくすることで、従来型のイヤホン使用時の周辺ノイズに対応していきました。この方法では、シグナル対周辺ノイズの比率が高くなる一方、繊細な内耳にダメージをあたえる危険性があります。Ascend Mate 7のヘッドセットは、ノイズキャンセリングイヤホンによって、快適な音量での再生時でも、すべてのオーディオシグナルを聞きやすくします。

Ascend Mate 7は、AS3415が実現する高性能なANCを実装することで、さらに快適な音声通話を実現します。騒がしい場所で通話するときに相手の声を苦労して聞き取ることに慣れてしまったユーザであっても、バックグラウンドをほとんど無音にするamsのANCテクノロジーの価値を体感することができます。

フィードフォワードANCスピーカドライバICであるAS3415は、低消費電力のオーディオパフォーマンスに優れた小型デバイスであるため、Ascend Mate 7のヘッドセットに最適です。

競合するANCシステムがスピーカの出力信号を生成するソフトウェアを実行するためのデジタルシグナルプロセッサを搭載する一方、amsのスピーカドライバは純粋なアナログ回路を使用しています。この回路はデジタルANCシステムの半分以下の電力しか消費しません。本回路は、わずかな小型の外部コンポーネントで、ノイズキャンセレーションに必要な機能がすべてAS3415の回路に統合されているため、ヘッドセット内のスペース削減に寄与しています。

Ascend Mate 7のヘッドセットは、AS3415のHi-Fi音響再生によって、優れたオーディオ品質を達成しています。AS3415は全高調波歪みがわずか0.004%であり、S/N比110dB以上(32Ωロードに34mWの出力)を実現します。AS3415はアクティブノイズ減衰95%を達成しています。

ams、オーディオセンサ担当ディレクター兼ジェネラルマネージャ、オリバー・ジョーンズのコメント「ファーウェイは、最新のAscend Mate 7のヘッドセットにANCを採用したことで、ハイエンドスマートフォンの消費者へのアピール力に突破口を開きました。ユーザはヘッドセットに組みこまれたAS3415 ANCスピーカドライバが実現する、鮮明な音とバックグラウンドノイズとは無縁の優れた視聴体験を享受できます」

ファーウェイ社、コンシューマビジネスグループ、ハンドセット製品ライン担当バイスプレジデント、ブルース・リー氏のコメント「Ascend Mate 7は、当社史上もっともプレミアムなスマートフォンです。最新のイノベーションを内蔵する本製品は、より速くより長く、よりパワフルなすばらしいエクスペリエンスの提供を可能にします。我々は、お客さまに他に類のないオーディオ品質をお届けし、喜んでいただくためにamsとパートナーになることを選択しました」AS3415はすぐに大量生産が可能です。

AS3415 ANCスピーカドライバの評価キットはオンラインで入手可能です。AS3415についてのさらに詳しい情報やサンプル請求はこちらのサイトをご覧ください。AS3415.