ams OSRAMとMunck Wilson Mandala、17年にわたる企業秘密訴訟で、5,170万ドルの終局判決合意を確保

※本プレスリリースは、2025年5月27日に米国テキサス州ダラスおよびオーストリア・プレムシュテッテンで発表したプレスリリースの抄訳版です。
照明とセンサのグローバルなテクノロジーリーダーであるams OSRAM(SIX:AMS)と、知的財産権や技術訴訟を専門とするフルサービス型法律事務所であるMunck Wilson Mandalaは本日、約20年にわたる複雑な企業秘密と契約違反に関する訴訟で大きな勝利を収めたことを発表しました。

 

このams-OSRAM USA Inc.対Renesas Electronics America, Inc.で提起された訴訟は、米国連邦巡回区控訴裁判所に控訴されていましたが、同裁判所は2025年4月にams OSRAMに有利な責任と損害賠償を認める判決を3-0で下しました。両当事者は現在、合意された51,770,243ドルの終局判決に従って和解しました。この判決は、企業秘密の不正流用、契約違反、契約の不法な妨害、特許侵害の申し立てに関連した長期にわたる法的努力が終結したことを示すものです。

 

「この判決は、イノベーションを保護し、知的財産の公正性を擁護することに対する当社の長年にわたる取り組みを支持するものです」と、ams OSRAMの最高財務責任者、ライナー・イルレは語ります。「この成果について、グローバル法務責任者のFranz Fazekas率いる法務部を祝福するとともに、過去17年間にわたるMunck Wilson Mandalaの揺るぎないサポートに感謝します」。


「これは、20年近くにわたる取り組みの勝利です」と、ams OSRAMチームの主任弁護士であり、Munck Wilson Mandalaの訴訟グループの共同委員長であるMichael McCabe氏は述べています。「この勝利は、知的財産に関する私たちの深い専門知識と、Munck Wilson Mandalaとams OSRAMのチーム間における強力なコラボレーションの証です」。

この訴訟は、Texas Advanced Optoelectronic Solutions、Inc.(TAOS)とIntersil Corporation間で行われた合併協議の後、2008年に始まりました。この合併協議は合意に至ることなく終結しています。それらの協議中、TAOSは機密保持契約下でその専有技術をIntersil Corporationに開示しました。TAOSは2011年にams OSRAMに買収され、Intersilは2017年にRenesasに買収されました。

 

Intersilは後に機密資料の破壊を保証したものの、その後TAOS(現在はams OSRAM)の企業秘密を組み込んだ競合製品をリリースしたため、ams OSRAMは供給契約を含め多大なビジネス上の損失を被りました。

 

「これが闘いになることは分かっていましたが、決して引き下がることはありませんでした」と、Munck Wilson Mandalaのグローバルマネージングパートナー、William A. Munck氏は語ります。「相手方の看板は時を経て変化したかもしれませんが、事実は決して変わりません。この訴訟は、私たちのクライアントが苦労して達成したイノベーションを、盗んでそこから利益を得た当事者から守るためのものでした。私たちは彼らの責任を問い、結果を出しました」。

 

Munck Wilson Mandalaの訴訟チームはMcCabe氏が率い、Mike Wilson氏、Chase Cobern氏、Jordan Strauss氏、Robert McCutcheon氏らパートナーが参与しました。

 

ams OSRAMの法務チームは、グローバル法務責任者兼VPのFranz Fazekas博士とそのチーム、特にMartin Pecherが率いました。

 

この訴訟は、
ams-OSRAM USA Inc. v. Renesas Electronics America, Inc., 133 F.4th 1337 (Fed.Cir.2025)
(意見) (口頭弁論)です。


 

ams OSRAMについて

ams OSRAM Group(SIX:AMS)は、インテリジェントセンサとエミッタのグローバルリーダーです。照明にインテリジェント性を持たせてイノベーションに情熱を注ぐことで、私たちは人々の生活を豊かにします。

合計して110年以上の歴史を持ち、センサと照明テクノロジーでグローバルな産業能力を提供可能な想像力、深い技術的専門知識、企業力を中核としています。当社は、自動車、産業、医療、コンシューマー市場のお客様が競争力を維持することを可能にするイノベーションを創出し、環境負荷の軽減を行う一方で、健康、安全、利便性の面で生活の質を向上させるイノベーションの推進を行っています。

世界中の約20,000人の従業員は、センシング、イルミネーション、ビジュアライゼーションの分野でイノベーションを起こし、運転をより安全に、医療診断をより正確に、そして日々のコミュニケーションをより豊かにしています。その業務は画期的なアプリケーションのための技術を生み出しており、これは15,000件以上の特許の取得・出願に反映されています。また、オーストリアのプレムシュテッテン/グラーツに本社を置き、ドイツ・ミュンヘンに共同の本社を設置しています。そしてグループは2023年に36億ユーロの収益を達成しており、ams-OSRAM AGは、スイス証券取引所に上場しています(ISIN:AT0000A18XM4)。

詳細情報はこちらをご覧ください:https://ams-osram.com/ja

amsはams-OSRAM AGの登録商標です。また、当社製品およびサービスの多くはams OSRAM Groupの商標または登録商標です。ここで記載されるその他全ての企業名および製品名は、各所有者の商標または登録商標である場合があります。
 
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Munck Wilson Mandalaについて

Munck Wilson Mandalaは、技術に重点を置いたフルサービス型法律事務所で、ダラス、オースティン、ヒューストン、ウェーコ、ロサンゼルス、ボカラトンにオフィスを展開しています。同事務所はBest Lawyersにより21の実務分野で「Best Law Firm」として評価され、知的財産、訴訟、会社法、雇用、不動産において豊富な人材を擁することで知られています。詳細情報は、 www.munckwilson.comをご覧ください。
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