どこででも、意図した通りにコンテンツを表示:ams OSRAMがBehind OLEDスペクトルカラーセンシング技術を解説
中国・上海、2025年9月16日— 革新的な照明とセンサソリューションのグローバルリーダーであるams OSRAM(SIX:AMS)は本日、高精度な照明特性評価の新たな機会に焦点を当てたラウンドテーブル会議を実施しました。産業界、学界、研究機関の専門家とプロの写真家が参加したこのイベントでは、スマートフォンディスプレイにおける色と輝度管理の未来を探りました。
スマートフォン市場でOLEDディスプレイが引き続き勢いを増している中、消費者の期待は、解像度やコントラストといった基本指標を超えて、周囲光にインテリジェントに応答する適応型の目に優しい視覚体験へと進化しています。ディスプレイは受動的なコンポーネントではなく、能動的にユーザーエクスペリエンスを形作るものである必要があるとDXOMARKは強調しています。TÜV Rheinlandも基準を引き上げ、その画面認定基準に目の保護、動的なパフォーマンス、周囲光への適応を取り入れています。
違いを体験:色の適応で目に優しい最高のユーザーエクスペリエンスを実現
香港理工大学の魏敏晨教授は、「優れたディスプレイ技術は、『目では知覚できないが、体験として感じられる』ものである必要があります。色の再現は技術的な指標に留まらず、健康的で自然な視聴に不可欠なものです。リアルで一貫性のある画面の色を達成するためには、ハードウェア品質、工場でのキャリブレーション、周囲光への適応、コンテンツマッピング、長期的安定性の相乗効果が必要となります。徹底的な最適化を行って初めて、ユーザーにとって最も快適で生き生きとした視覚体験を実現することができるのです」と言います。
また、TÜV Rheinlandの大中華圏電子・電気製品サービス担当地域GM、劉喜強氏は、次のように語っています。「目の健康に対する消費者の要求が高まっている中、TÜVでは、目を守るための技術、動的ディスプレイ性能、周囲光管理3つの側面からディスプレイを評価しています。ams OSRAMのSpectral Behind OLEDテクノロジーは、高精度な周囲光制御により一貫して快適な視聴を確約し、エンドデバイスにおける健康的なディスプレイの新たな基準を打ち立てるものです。」
DXOMARKの製品マーケティングスペシャリストであるFabien Montagne氏は、「ディスプレイの品質は極めて重要です。高度な色順応機能を備えたスマートフォンは、ユーザーエクスペリエンスにおいて非常に重要です。ams OSRAMの革新的な技術は、正確な環境照明特性評価を確約し、デバイスを周囲光や視認条件などの外部要因に動的に適応させるために役立ちます。現在、当社はやはり、露出や色などで各メーカーの異なる戦略的選択が際立っている「カメラの個性」を非常に重視しています。これが「ディスプレイの個性」への道を開くことになるのかもしれません」と語っています。
写真ブロガーのShi Xinyu氏は、このテクノロジーが実世界のシナリオで、どのようにユーザーエクスペリエンスを向上させるかを共有しています。「写真家は、本物に忠実な画像再現と適正な視覚的インパクトの両方を追求しています。色精度に優れたスマートフォンは、クリエイターが光と影を忠実に捉えるために役立つだけでなく、作品とそれを見る者を感情的に結び付けます。ams OSRAMによるディスプレイ背面のスペクトル技術は、画面が周囲光にインテリジェントに適応することを可能にします。これにより新たなレベルで再生時の一貫性が確約され、コンテンツエコシステム全体に恩恵がもたらされます。」
視覚体験を未来へと導く高精度な光特性評価
このラウンドテーブルフォーラムにおいて、ams OSRAMは、そのSpectral Behind OLED技術で、高精度な照明特性評価におけるそのリーダーシップを発揮しました。最先端の光センシング技術と深いユーザーインサイトを組み合わせ、ams OSRAMは学界、DXOMARK、TÜVと連携し、ディスプレイ業界とスマートフォン業界を単なる「仕様競争」から「ユーザーエクスペリエンス中心型」のコンテンツ再生技術の新時代へと導きます。
ams OSRAM ALS & Prox製品ライン責任者のMarcel Knechtは、次のように述べています。「ディスプレイ品質は、ハイエンドスマートフォンにおける重要な差別化要素となっています。当社の周囲光センシングソリューションは、OLEDディスプレイの順応精度を大幅に向上させ、メーカー各社が消費者の期待に応え、競争優位性を獲得するお手伝いをします。」
次世代技術のハイライト
ams OSRAMの次世代Behind OLEDスペクトルセンシング技術は、次を実現します。
- 独自のフィルター技術を使用した高精度色度データ(LED光源を主とする複雑な照明環境に不可欠)。
- 低透過率(最大3%~1%未満)OLEDディスプレイと広視野角条件下で優れた性能を発揮。
- 高速データサンプリングと高度なアルゴリズムにより実現された、高PWM調光の影響を受けない堅牢な周囲光センシング。
ams OSRAMのIOS部門R&D責任者のDalibor Stojkovicは次のように語っています。「私たちは、フィルター、オプティカル、センサICなどを網羅した一連の革新的な技術を開発しました。これらの進歩は、周囲光センサの測定精度を大幅に向上させます。業界をリードするパートナーと連携し、ams OSRAMはこれらの最先端ソリューションにより「意図したとおりの正確な色の再現」と「目の優れた快適性」の両方を実現しています。」
ams OSRAMについて
ams OSRAM Group(SIX:AMS)は、革新的な光とセンサソリューションのグローバルリーダーです。
110年以上にわたる業界経験を擁し、優れたエンジニアリング能力とグローバルな製造、そして最先端のイノベーションに向けた情熱を兼ね備えています。照明、ビジュアライゼーション、センシングの境界を押し広げることに対するコミットメントは、自動車、産業、医療、コンシューマー業界に変革と進化をもたらしています。
「光の力を感じよう」―当社の成功は、光が持つ可能性に対する深い理解と、エミッタとセンサの差別化されたポートフォリオを基盤としています。世界で約19,700人の従業員が、デジタル化、スマートリビング、持続可能性といった社会のメガトレンドに沿った先駆的なイノベーションに注力しています。これは、13,000件を超える特許の取得・出願に反映されています。
オーストリアのプレムシュテッテン/グラーツに本社を置き、ドイツ・ミュンヘンに共同の本社を設置しています。当グループは2024年に34億ユーロの収益を達成しており、ams-OSRAM AGは、スイス証券取引所に上場しています(ISIN:AT0000A3EPA4)。
詳細情報はこちらをご覧ください:https://ams-osram.com/ja
amsはams-OSRAM AGの登録商標です。また、当社製品およびサービスの多くはams OSRAM Groupの商標または登録商標です。ここで記載されるその他全ての企業名および製品名は、各所有者の商標または登録商標である場合があります。
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