SYNIOS™ファミリー - 照明とデザインのシンフォニー
夕暮れにオレンジとピンクで彩られた空の下で、曲がりくねった道を運転していることを想像してみてください。カーブに近づくと、流線形のラインが美しい最新の自動車が目を引きます。そのデザインは紛れもなく、レトロな魅力と未来的なエレガンスが融け合っています。それこそがまさに、自動車デザインに秘められた魔法の神髄です。グリルからテールランプまで、あらゆる要素がそれぞれの物語を語っています。
自動車のデザインは、ブランドのアイデンティティに本質的に結び付いています。例えばレトロなデザイン要素がその識別性の価値において重要な役割を果たします。象徴的な自動車ブランドは永続的な印象を作り出すために、それぞれ特色あるデザインという伝達手段を活用しています。車載用照明の分野において、ams OSRAMは、グリルライトやヘッドランプ、シグナリングなどのアプリケーションを通じて、あらゆる顧客ニーズに対応するその広範なポートフォリオで際立っています。SYNIOS™ P1515、P2222、P2720シリーズLEDの発表により、ams OSRAMはイノベーションと汎用性へのコミットメントを実証しています。
最新の自動車を設計する際には、非常に多くの要件に対応し、優れた機能、高い安全性、卓越した美的魅力を確約することが必要となります。自動車の設計は、照明基準を含め、厳格な安全基準と規制に準拠しなければなりません。SYNIOS™ LEDのような部品は、これらの要件を満たすべく特別に設計されており、多様な条件下で信頼できるパフォーマンスを確約しています。空気力学的効率は空気抵抗を減少し、燃料効率を向上させるために極めて重要です。自動車のデザインには、流線形や空気力学を向上させるために最適化された形態がよく使用されます。SYNIOS™ LEDのような照明ソリューションは、空気力学で妥協することなく、そういったデザインにシームレスに組み込むことができます。材料の選択は自動車の耐久性、重量、コストに大きく影響します。このため、照明部品はこれらの材料に対応しており、かつ環境応力に耐えられる必要があります。
SYNIOS™ LEDは、自動車の内装において視覚的に魅力的かつ機能性の高い環境づくりに貢献します。今日、顧客は自動車に対してパーソナライズされた、カスタマイズ可能なオプションをますます求めるようになっています。SYNIOS™製品ファミリーは、設計に柔軟性を提供するため、メーカーは照明ソリューションをそれぞれの顧客の好みに合わせることが可能になります。自動車産業は、技術の進歩に主導された変革期の真っただ中にあり、カスタマーエクスペリエンスの変革と持続可能性をますます重視するようになっています。最も重要なトレンドの1つが、自動車の電動化です。自動車メーカーは、環境にやさしいモビリティソリューションに対する需要の高まりに応え、政府の規制を遵守するために、電気自動車(EV)への投資を増やしています。ams OSRAMは、その多彩なポートフォリオを通じて、EVと内燃機関自動車両方にソリューションを提供しています。
SYNIOS™ P1515:リアコンビネーションランプに革命をもたらす
SYNIOS™ P1515シリーズ車載信号灯向けLEDは、リアコンビネーションランプ(RCL)アプリケーションに堅牢で効率に優れた、コンパクトなソリューションを提供します。これらのLEDは、360°の放射特性により極めて滑らかで均質な外観を実現し、特色ある側面発光パターンを形成します。このイノベーションにより、より少ないLED、またはより薄型の光学アセンブリで、大胆かつドラマティックなリアランプデザインが可能になると同時に、高レベルの均質性を維持することができます。ams OSRAM独自の光学パッケージングテクノロジーを採用したSYNIOS™ P1515 LEDは、LEDの上面発光強度を低く抑え、デバイス周囲全体の均一な光強度を確約します。レッド(621 nm)、スーパーレッド(633 nm)、イエロー(587 nm)、ホワイトなどの色で提供されるこれらのLEDは、AEC-Q102(Automotive Electronics Councilの規格)に準拠しています。
従来の上面発光型LEDをSYNIOS™ P1515側面発光型LEDで置き換えることで、自動車メーカーはより少ないLEDを使用して、車両の幅全体にわたり、滑らかで均質な外観を実現することができます。これは、RCLのデザインにおいてドラマティックな独自の形を作り出す新たな可能性を拓くと同時に、部品数を減らし、デザインの自由度を向上させます。
SYNIOS™ P2222:SYNIOS™製品ファミリーを拡張
SYNIOS™ P2222 LEDは、優れた信頼性、低い熱抵抗、卓越した輝度で知られる、強力で安定性の高いSYNIOS™製品ファミリーを拡張する製品です。SYNIOS™ P2222 LEDは、低フットプリント・低背が特徴で、実装に要するスペースが従来の部品よりも大幅に削減されます。実装密度を高めることにより、パフォーマンスで妥協することなく、デザインの自由度が向上されます。このプラットフォーム化のアプローチは、再設計を簡素化し、既存の設計を容易に変更可能にします。これらのLEDは、信号灯アプリケーション向けに必要とされる飽和色と変換色を取り揃えており、車載照明に多様なオプションを提供します。これらの製品もAEC-Q102に準拠しています。
SYNIOS™ P2720:高性能と最大の柔軟性を同時に実現
SYNIOS™ P2720シリーズは、その輝度と低い熱抵抗、熱安定性において卓越性を発揮します。共通のフットプリント1つで様々なチップサイズのクラスと色を揃えたYNIOS™ P2720は、高い柔軟性と完全な拡張性を提供します。SMDエポキシパッケージは、標準的な照射角120 °となっています。SYNIOS™ P2720 LEDは、過酷な環境条件に耐える設計となっており、クラス3Bの耐腐食性を備えています。また、2 kV(HBM、クラス2)と8 kV(HBM、クラス3B)のESD保護性能も備えています。2.75 x 2.0 x 0.6 mmのコンパクトな寸法により、これらのLEDはスタティックシグナル、ダイナミックシグナル、アンビエント照明、ディスプレイバックライト、インキャビンセンシングなどの多様なアプリケーション分野に最適な選択肢となります。
自動運転の観点から、照明に青緑色を使用すると、視認性と識別性を向上させることができます。青緑色のSYNIOS™ P2222は、独特の青緑色の照明ソリューションを構築することができ、自動運転車の安全性と美的な魅力に貢献します。自動運転照明アプリケーションに青緑色を選択することは、視認性と識別性を向上させるいくつかの要因によって推進されています。青緑色はさまざまな照明条件において目立つ色であるため、シグナリングとコミュニケーションに非常に効果的です。青色と緑色の間である青緑色の波長は、高い視認性とさまざまな背景に対するコントラストを提供します。これは、他の道路利用者に自動車の自動運転状態を伝達するためにはっきりとした明確な信号を必要とする自動運転車にとって、特に役立つものとなります。さらに青緑色の照明は、従来の自動車から自動運転車を区別するためにも役立つため、自動車の自動運転状態を示す視覚的な合図を提供します。
ams OSRAMの革新的なSYNIOS™ LEDは、デザインの柔軟性を高めながら、コストを削減できる多用途で効率的な照明ソリューションを自動車メーカーにもたらします。ams OSRAMの広範なポートフォリオは、グリルアプリケーションからヘッドランプや信号灯まで、あらゆるお客様のニーズに応えます。高度な照明技術を組み込むことで、ams OSRAMは自動車産業におけるイノベーションの推進を継続し、より豊富な自動車のブランドアイデンティティと識別性の価値を実現します。
ams OSRAMについて
The ams OSRAM Group (SIX: AMS) is a global leader in innovative light and sensor solutions.
With more than 110 years of industry experience, we combine engineering excellence and global manufacturing with a passion for cutting-edge innovation. Our commitment to pushing the boundaries of illumination, visualization, and sensing enable transformative advancements in the automotive, industrial, medical, and consumer industries.
“Sense the power of light” – our success is based on the deep understanding of the potential of light and our distinct portfolio of both emitter and sensor technologies. Approximately 19,700 employees worldwide focus on pioneering innovations alongside the societal megatrends of digitalization, smart living and sustainability. This is reflected in over 13,000 patents granted and applied.
Headquartered in Premstaetten/Graz (Austria) with co-headquarters in Munich (Germany), the group achieved EUR 3.4 billion revenues in 2024 and is listed as ams-OSRAM AG on the SIX Swiss Exchange (ISIN: AT0000A3EPA4).
Find out more about us on https://ams-osram.com
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