ams、シングルワイヤ通信インターフェースで Sensors Expoのイノベーションゴールドアワードを受賞
ams(日本法人:amsジャパン株式会社、東京都港区、カントリーマネージャー 岩本桂一)は、2017年度のBest of Sensors Expo Awards(カリフォルニア州サンノゼ、Sensors Expo & Conference、2017年6月27~29日開催)において、栄誉あるゴールドレベル・イノベーションアワードを受賞いたしました。
amsに賞をもたらしたアクセサリーコミュニケーションインターフェース(ACI)とは、イヤフォンに内蔵されたアクティブノイズキャンセリング(ANC)ヘッドセットを、スマートフォンなどのホストデバイスとシングルワイヤで接続した場合に、電池レスで駆動させる最新の技術です。amsが新たに開発したACIは、マイクロフォンワイヤ(標準的なオーディオケーブルに使われている4本のワイヤのうちの1本)を使って電力を供給し、デジタルオーディオ信号と同様に、最大16Mbit/秒で双方向データの送受信を行います。これにより、USB-Cのアナログモード経由と同じように、幅広く使われていて機械的にも堅牢な3.5mmのアナログジャック経由でACIを使うことができます。
このamsの革新的な開発により、業界最小で、もっともコスト効率に優れた、しかも低消費電力のスマートANCヘッドフォンの製造が可能になります。
amsのクラス最高のANCの実装に加え、キャパシティブタッチセンサや近接センサ、温度センサ、心拍センサ、ジェスチャーセンサなど、さまざまなセンサを実装することで、製品の差別化を図ることができます。
Best of Sensors Expo Awards事務局によると、Best of Sensors Expoアワードは、「センサおよびセンサ関連技術の進歩を、新技術という側面、または既存技術の大幅な改善という側面から評価するもの」ということです。審査員は、数多くのエントリーに対して、独自性、潜在的効果、応用性を吟味し、最終候補7つにまで絞りこんだ結果、amsのACI技術をゴールドアワードに選択しました。
ams、マーケティングオーディオセンサ責任者、クリスティアン・フェイラーは次のようにコメントしています。「超低遅延とそれに伴うハイパフォーマンスの実現により、スマートフォンの演算能力を必要なスマートデータプロセシングに利用することができます。このACIソリューションが部品点数を最小化することが可能なのは本来このためであり、それゆえに、市場でもっともコスト効率に優れたソリューションといえるでしょう。スマートかつセンサリッチなインボックスANCイヤフォンを実現し、このソリューションがまもなく市場に出ることを非常に楽しみにしています」