ams OSRAM、園芸用照明システム事業FluenceのSignify社への売却を発表
- ams OSRAMは、より大規模な売却の見通しに関するこれまでのコメントに沿った形で、Fluence園芸用照明システム事業をSignify社に売却することを確認
- 買収額は2億7,200万米ドル(デッドフリー・キャッシュフリー)で合意
- ams OSRAMは、園芸市場向けの先進的なLED技術のリーディングプロバイダーとしての地位に注力し、統合後の事業に対する戦略的LED部品サプライヤーとして継続
- 買収は、標準的な規制当局の承認およびその他条件に従い、2022年上半期に完了予定
オーストリア、プレムスタッテン発(2021年12月20日) -- 光学ソリューションのグローバルリーダーであるams OSRAM(SIX:AMS)は本日、Fluence園芸用照明システム事業とブランドをSignify社(Euronext:LIGHT)に2億7,200万米ドル(デッドフリー・キャッシュフリー)で売却することで合意し、最終契約を締結したことを発表しました。これは、以前から予想されていた大規模な売却の見通しに沿ったものです。この取引は、照明、可視化、センシングのコア技術分野に事業ポートフォリオを集中・再調整するというams OSRAMの戦略遂行におけるさらなる重要なステップであり、園芸用照明の高度なLEDソリューションも引き続き含まれます。ams OSRAMは引き続き、統合後の事業における園芸用LEDの戦略的サプライヤーであり続けます。
Fluenceは、園芸業界向けにエネルギー効率に優れたLED照明システムソリューションを提供するグローバルなリーディングカンパニーです。太陽光のスペクトルを模倣した白色光作成のパイオニアであり、米国テキサス州オースチンに本社を置き、全世界で約200名の従業員を擁しています。2018年にOSRAMに買収された同社は、先日、米国のビジネス誌Fast Companyの「Next Big Things in Tech」の初代リストに選出され、同社の革新的な照明ソリューションが、世界の食料栽培方法の変革に貢献していると評価され、特別賞を受賞しました。
「FluenceとSignifyは、園芸市場向けの照明に関する専門性を補完し合う点で、強力な組み合わせです。Signify社は、1世紀以上にわたって革新的な照明技術、製品、サービスを市場に提供してきた業界リーダーです。Fluenceの従業員、お客様、ビジネスパートナーにとって、この統合がもたらす将来の機会に期待しています」と、デジタルビジネス事業部担当EVP、Wilhelm Nehringは述べています。
「ams OSRAMは、園芸市場向けの赤色、青色、白色LEDのリーダーとしての地位を引き続き強固にしていきます。Signify社、そしてSignify社の一部となったFluence社に、ビジネスに必要な最先端技術を提供し続けることを楽しみにしています」と、オプトセミコンダクター事業部担当EVP、Frans Scheperは言います。
「Fluenceは創業以来、光と生命の相互作用を改善し、より健康的で持続可能な世界の実現を唯一の使命としてきました。Signify社の強力なポートフォリオに当社の照明ソリューションを加えることで、統合後の両社が世界最先端の園芸テクノロジーを世界中の栽培者に大規模に提供することが可能になります」と、Fluence社CEO、David Cohen氏は語っています。「両社の統合により、事業基盤が直ちに拡大し、貴重な専門知識が両社の製品イノベーションに注入されることになります。Signify社のチームと一つにることを楽しみにしています」。
ams OSRAMは、プロフェッショナル向けのトップライト、インターライト、垂直農法用を含む、業界最先端の園芸用LED製品群を提供しています。園芸照明用LEDの世界的なテクノロジーリーダーであり、赤色、青色、白色LEDの幅広い製品群を擁しています。赤色LED技術分野のイノベーションリーダーとして、業界をリードするポートフォリオで卓越した効率値を提供しています。高出力および中出力LEDファミリーは、660nm(ハイパーレッド)、450nm(ディープブルー)、730nm(ファーレッド)を含む植物成長に重要なすべての波長を、80°、120°、150°の3種類の照射角度で揃えており、あらゆる種類の植物に最適な照明を提供します。ams OSRAMではエピタキシーからチップ設計およびパッケージまでの垂直統合LEDテクノロジーにより、パフォーマンスと優れた効率を保証しています。 ams OSRAMのLED製品は、中国、米国、イタリア、ドイツの温室や垂直農場に導入されており、世界中の新しいプロジェクトへと拡大しています。